インテリアのテーマ はますます興味深くなり、人々の関心を集めています。
湿度の高い日本で衣服、特に着物を保管するにはさらに知恵が必要とされてきました。現在では和風インテリアという言葉がありますが、古くから日本の伝統的な家屋は損な言葉をつけなくても最初から和風インテリアなのです。木を使っていながら、その上から完全に色を塗ってしまう西洋の家具と違って、和風の家具は木が本来持っている木目の模様をそのままデザインに活かしているのが特徴です。かつて外国人の建築家が初めて日本家屋を見た時に「木と紙で家が作られている」と感動した話がありますが、まさに和風インテリアの味噌は木と紙です。湿度が高いということは害虫の繁殖にも有利なわけで、大切な着物を虫に噛み千切られないようにすることが大切です。今でも田舎の古い家や京都の町家などに入ると、何もしなくても最初から和風インテリアに統一されている家を見ることが出来ます。
海外で和風インテリアの部屋を作ることは以前より大変人気が高いですが、良いものを日本から取り寄せるにはお金が掛かるのが悩みだそうです。木や紙は吸水性に優れており、昔から湿度の高い日本の気候には最も適しています。古くから着物の保管に使われる桐の箪笥。和風インテリアの故郷は日本なのですから、日本は和風インテリアに関して世界で最も良いものが手に入る国です。そして障子や襖など、紙を使った仕切りが和風建築の基本です。フローリングでもカーペットでもなく、畳の床。
自然界にある木の優しい模様は決して飽きがきませんし、柔らかい和みの空間を演出してくれます。そういう意味でも私たち日本人は最も恵まれた環境にあります。家具においても和風のテイストは存分に発揮されています。ここは日本なのですから、日本の伝統的な美しさや機能性を採り入れた和風インテリアも当然あります。桐には害虫を寄せ付けない成分が含まれているそうで、昔の人はそんなことまで知っていたんだなと感心させられるのが和風インテリアです。
エアコンをつけなくても床や壁が水分を吸収してくれるので室内はそれほどジメジメしないという先人の知恵がいっぱい詰まっています。インテリアにテーマを持たせるというのは、何も海外のインテリアをテーマにするだけが能ではありません。和風の食器棚のことを「水屋箪笥」と言いますが、落ち着いた木の色合いと格子戸の機能美には日本の伝統芸術の重みがあります。和風インテリアの基本は何と言っても床です。これは日本の住宅やマンションが最初から和風ではなく西洋風になっているからこそ、そこにあえて日本のテイストを入れるために和風インテリアをしなければならなくなっただけのことです。
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